風邪予防・うがいの仕方
もうじき霜月(11月)
今年の夏が猛暑だったので、これから気をつけなければならない事があります。
すでに 何人かの方から
「風邪を引いた後 咳が取れない!喉の奥に痰が引っかかって取れず、空咳様になっている」との相談があります。
夏の暑さの為に 皆さん汗を多くかきました。
そのため 喉や気管が脱水状態になり粘膜も乾燥しています。
そこに「秋=乾燥」の季節がやってきたのです。秋風は「燥邪」という邪気をつれてきます。
喉や気管が乾燥し、喉粘膜も潤いがなくなり薄くなると 菌やウイルスが当然付着しやすくなり、風邪をひいてしまうのです。
(風邪をひかないためには しっかり免疫力=体力=衛気力をあげ、かつ
喉や鼻腔に付いたウイルスを清熱解毒薬でうがいし 取り除くことが需要です)
ここで「うがいの仕方」のアドバイス。
まず、お湯で
1,ブクブク口をゆすぐ(雑菌を喉の奥に入れないためにまず口を漱ぐのです)
2.次にガラガラと喉を洗い、捨てる
3,最後に お湯に溶かした清熱解毒薬でガラガラうがいをして飲み込む!
喉の奥に付いたウイルスは清熱解毒薬と一緒に飲み込んで良いのです。
胃酸があれば そこでウイルスは死滅しますので 飲み込んでも大丈夫です。 清熱解毒作用のある漢方薬はうがいして飲める・・と評判が良いです。
このようにして用心していても風邪をひいてしまい咳が残ったとき、
痰が多ければ「化痰薬」の漢方咳止め薬を使いますが、最近は痰がへばりついていて、それが取れないために咳をする~という方も多いようです。
そのようなときには 「気と陰」を補う漢方薬が良いです。
お醤油の瓶の底に醤油が付いていて、机の上のその醤油跡を拭きたいとき
乾いた「ふきん」で拭くより「濡れたふきん」で拭いた方が良く取れる理屈です
猛暑を乗り切って 少し干からびた体を潤しながら元気をつけてみましょう!
葵漢方薬局
住所:埼玉県さいたま市大宮区下町1丁目34 第1塚本ビル 2階
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